車体以外の部分
バイクを売却する際、実はバイク以外の部分でも求められる事があります。そしてそれが査定に響いてくるケースは珍しくありません。
・付属品
バイクは車体だけではなく、付属品も多々あるでしょう。スペアパーツですとか、あるいはオプションの装備。こういったものが残っているかどうかで査定額は変わってきます。
購入した際、「どうせ使わないだろう」とか、少ししてから「これは使わないからいらないな」といった思いから、廃棄してしまう人もいるでしょう。ですが、それは査定額を下げる事になってしまいますので、そのような事にならないよう気をつけましょう。
・書類
取扱説明書ですとか、整備記録簿。こうしたものもまた、査定の材料になります。こうした書類はバイクの運転そのものにはあまり関係ないものですので、説明書があるからバイクの調子がよい、燃費が良いといった事はありません。バイクの性能そのものにはまったく関係ない部分です。ですが、有無によってどれだけバイクの事を大切にしていたのか。さらにはバイクとどのように付き合っていたのかといった事が解るのです。
例えばですが、整備記録簿をしっかりと用意出来るという事は、「整備していた」という証拠になります。どれだけ口で「定期的に整備していた」といったも、それを証明する事はなかなか出来ないものですが、整備記録簿一枚あれば、その言葉を証明する事が出来ますからね。
また、取扱説明書はいざという時に読む事だってあるでしょうし、言うなれば「付属品」なのです。読むわけではなくとも、元々バイクを購入した時に付けられていたものであれば、あった方が良いに決まっています。新たに中古のバイクを購入する際、出来れば購入した時の状態に近い方が良いとは誰もが思う事なのではないでしょうか。ですので、バイクの稼動そのものにはまったく関係ない部分ではありますが、取扱説明書の存在もまた、高額査定を生み出すものなのです。
このように、バイクを売却する際、車体だけで判断される訳ではないうのです。マイナスになるというよりもあるとプラスになると考えた方が良いかもしれません。
特に走行と関係ないものというのは捨ててしまったり、どこに行ったのか解らなくなってしまうという人もいるでしょう。ですが、売却するという事は、購入する人がいるということです。購入する人のニーズというのは多種多様なものですし、何より誰が購入するのか解らないのですから、業者からすれば、出来ればすべて揃え、新車に近い状態にしておきたいと思うのは当たり前の話でしょう。ですので、車体以外の付属品もまた、査定対象となるのです。