印象も大切です
高額査定を出す上で、実は「印象」も大切になってきます。印象と言われてもイマイチよく解らない人も多いでしょうが、印象は
・バイクの印象
・本人の印象
が挙げられます。
例えばですが、査定してもらう際に洗車をしておくだけで、バイクの状態はまったくちがったものになります。バイクを買い取る側からすると、再び売るために買い取るのですが、バイクをどのように扱っているのかを垣間見る事が出来ますよね。綺麗にしてあると、それだけで業者としても嬉しいものですし、何より「ビジネスだと理解している」「バイクを大切にしている」といったように、良い印象を与える事だって出来るのではないでしょうか。
ですがバイクが汚い。いつ洗車したのかすら解らないほど古い。これでは業者からすると「これを買い取らなければならないのか」と思ってしまうのではないでしょうか。むしろ「うちはゴミ処理場じゃない!」と憤る人もいるでしょうし、「これで売れると思っているのか」といったように、姿勢そのものに対して腹立たしい。あまり高い額を出したくない。このように思う業者もいるのです。バイクを扱ったお仕事に携わっているのですから、バイクの状態次第では「自分の仕事を馬鹿にされているのではないか」と思ってしまうのも仕方ない話です。この点はよくよく考慮すべきです。
そして本人の印象。
これはどのような事かというと、信用を与える事が出来るのかどうかという点です。例えば事故歴。バイク買取事情に疎い人は、言わなければバレないのではないかと考える人もいるかもしれません。事故歴があると査定が低くなるのですから、バレないのであればわざわざ事故があった、修理したといった事実は告げる必要はないのではないかと考える人もいるでしょう。ですが業者からすれば、事故歴・修理歴など見れば一目瞭然です。それまで無数のバイクを見てきているのですから、そのような「バイクの過去」など見抜けない訳がないのです。ですから、嘘をついてもバレます。むしろ、嘘をついたという事実を知られるだけです。そして、そこで嘘をつくという事は、他の部分でも嘘をついているのではないかと思われるでしょう。
自己申告してくれた事が、実は大半が嘘なのではないか。事故歴や修理歴はバイクを見れば判断出来ますが、バイクを見ても判断出来ない部分もあるでしょう。そうした部分は自己申告になりますが、嘘をついている以上、言葉そのものが信用出来ないのですから、例え真実を告げても「嘘かもしれない」「話し半分で聞いておこう」と思われてしまい、査定があまり伸びないケースもあるのです。このように、自分自身の印象によっても査定は変わって来ますので、嘘はつかないのはもちろんですが、口調や態度も気をつけましょう。
・専門店なら…
その点カスタマイズ専門店の場合、どのようなパーツを使ってるのか。カスタマイズパーツ次第では思わぬ高値が付く事だってあります。カスタマイズの「価値」をしっかりとわかってくれているのですから、カスタマイズそのものにも「評価」を下してくれるのです。ですが、量販店の場合、カスタマイズそのものよりも、「元に戻せるのか」を重視する所も多いですから、カスタマイズそのものへの評価がほとんど無い場合も多々あります。どちらに査定してもらった方が高くなるのかは言うまでもないでしょう。「カスタマイズするのであれば元のパーツを残しておくように」とはいろいろな所で言われているのですが、それは査定面の事を考慮してなのです。査定の事を考えなければ元のパーツなど取っておく必要はまったくありません。走るという点に於いては何ら問題ないのですからね。ですが査定をと考えた時、まずは量販店に査定してもらうケースが多いでしょうし、新しいバイクを買う際に下取りをするといったケースの場合もあるでしょう。ですので、元のパーツの有無が大切になってくるのですが、カスタマイズ専門店であれば、カスタマイズそのものを評価してくれるのです。